劇場やお笑い現場へ観に行くと、必ずと言っていいほど流れる「出囃子」は芸人それぞれの個性を示すひとつとなっている。今回は私が実際に現場で聴けて最高の気持ちになった出囃子を紹介していく。
- インディアンス
- スナフキンズ
- アキナ
- スタミナパン
- 見取り図
1.Let's ダバダバ / POLYSICS │インディアンス
イントロの盛り上がり方と、インディアンスの超ハイテンション漫才が最強にマッチしていると思う。ラヴィット!でも披露されて、「POLYSICSが地上波で!?」と驚いた覚えがある。KBS京都で「インディアンスのだって僕たちお調子者」という冠ラジオの際に、ラジオのOPとしてディレクターさんが選んでくださり、それをそのまま出囃子にしたそう。
インディアンス きむ | 僕らの出囃子です。 #インディアンス #1番初めにレギュラーに #ならせてもらった #7年前くらいかな? ... | Instagram
流れた瞬間に会場がインディアンスの空気感に切り替わるのが大好き。
詳しくはこちらのポッドキャストで↓
#6 インディアンス - 又吉直樹の芸人と出囃子 | Podcast on Spotify
これ、ホンマに私の趣味みたいなとこある。これは「革命」を知っていて、スナフキンズを後で知るみたいなパターンだった。(ごめんなさい)
やっぱり、andymoriって良いのよ。歌い出しが
革命を起こすんだ
って始まるから、ワクワクしちゃう。この曲になったのがまだスナフキンズがUP TO YOU!(よしもと漫才劇場への出演をかけた登竜門イベント)に挑戦しているときに、朝地さんが勝手に選曲して送った出囃子だそう。相方の松永さんも気に入って、それをそのまま使い続けているが、徐々に周りの芸人からイジられるようになったらしい。詳細は本人のYouTubeラジオからどうぞ。私は好きです。
【俺らの出囃子ダサいらしい】スナフキンズのデブメガネGOLD#79(2024.2.9) - YouTube
3.纏 / ET-KING │アキナ
流れたらブチアゲ、すぐアキナだって分かる。お笑いファンからも「アキナの出囃子はカッコイイ」とよく声が上がる。元々組んでいたソーセージというトリオからアキナになる時に、「また1年目の子たちと同じように劇場勝ち上がっていかなあかんのか」と思った時にケツに火付けてここから上がっていくぞという気持ちを込めて「纏」(まとい)を選んだそう。ポッドキャストで詳しく話してくださっているのでぜひ聴いてみてほしい。
#1 アキナ - 又吉直樹の芸人と出囃子 | Podcast on Spotify
4.STAMINA〜スタミナ〜 / ブラック・ビスケッツ
│スタミナパン
おそらく「スタミナパン」だからこの選曲なんだと思う。(調べたけど詳しく出てこなかった。)M-1ツアーでこの出囃子が流れた瞬間、「次はスタミナパンだな」と分かったので嬉しかった(そしてここで年齢がバレる)し、テンションが上がった。コンビ名と曲名が同じパターンで言うと、ダイヤモンドもプリンセス・プリンセスの「DIAMONDS」を出囃子にしている。
決して明るくはないし、どちらかというと出囃子感はない曲ではあるが、見取り図らしさが感じられる選曲だ。原曲はスローの歌い出しになっているが、編集されていてその後の軽快なドラムから始まる出囃子になっている。
https://x.com/morishimc/status/1261254917638873088?s=46&t=-abYnPH5CiA_9dJUOwMkhg
なぜこの選曲なのかは不明。(調べ不足かも)
初めて寄席で見取り図を観たとき、ネタが終わり捌けるタイミングで盛山さんが胸に手を当てて「またいらしてください」とそっと言った上品さと受け囃子として流れる「涙のリクエスト」の切なさが重なってとても良かった記憶がある。
以上、今回は5組の紹介。また寄席に行ってときめいたらブログにまとめようと思います。